基本講座

【意外と知らない】健康番組を10倍楽しむ方法

「ついに発見!動脈硬化を防ぐ健康の新常識!」とか「あなたにも思い当たりませんか?こんな症状があったら危険!」みたいな健康番組って、ついつい見ちゃいますよね?

その中で、専門のお医者さんが解説していたりすると、本当に病院に行ったほうがいいのか、悩むことってないですか?

でも、コレさえチェックすれば、健康番組に不安になることもなく、楽しく健康番組も見ることができます!

私も、これをチェックするようになってから、安心して、楽しく健康番組を観ることができるようになりました。

コレをチェックすれば、すっきりと楽しめる!

テレビ番組のウェブサイトをチェック!

テレビの健康番組を見るときに、最初にチェックしてほしいのが「番組ウェブサイト」です。そうすると、いろんなことがわかります。

例えば、「たけしの家庭の医学」なんかは「情報バラエティ」と書いてありますし、「名医のTHE太鼓判」には「医療バラエティ」、「主治医が見つかる診療所」では「知的エンターテインメントバラエティ番組」と書いてあるんです。

すなわち、テレビの健康番組はバラエティ番組だという見方が正解になります。

ただし、健康情報番組もあります。例えば、NHKの「きょうの健康」にはちゃんと「健康情報番組」だと明記してあります。こういうのは信頼できそうですね。

「あなたは〇がいくつ?」チェックリストは、ここを見ればOK

よくあるのが「あなたにも思い当たりませんか?」的なチェックリスト。ほとんどは、番組側が独自で作ったり、監修の医師が作っているチェックリストです。視聴者を引き込むためによく使われる手法です。ですので、これもバラエティ的にチェックして楽しんでいればいいですね。

ただし、「各種の医学会のガイドラインに基づくチェックリスト」を引用しているものは、全国の医療機関で使われているものですので、これだけは心して見ておいたほうがいいかもしれません。

新常識は常識じゃない!

「新常識!」という言葉を使うバラエティもあります。でも、常識じゃないから新常識と言っているだけで、ある意味、非常識だったりするわけですが、あとあと考えると「常識になれなかったものがいっぱい」です。

医学の常識は、研究によって塗り替えられることはたくさんあります。ですが、新常識もいずれは塗り替えられるかもしれないのです。

そもそも、医学会の新常識を追いかけないといけないのは、本当に今、治療法がわからなくて病気で苦しんでいる人たちなのに、あまりにも無神経な使い方が多いです。

番組でモニター10名の方に試してもらいました

「10名中7名の方で便秘解消しました!」とかいうのって、ありがちですよね。これもバラエティではよくある演出です。出演料をもらっている方であることもありますし、効果があった人を選んでいるかもしれません。もちろん、うそではないと思いますが、番組で紹介するのは、選ばれた方だけですよね。しかも、効果がなかった方も混ぜ込んでくるのが、本当っぽく見せる演出だったりします。

番組では、これがあなたにも当てはまるとは全く言ってません。でも、当てはまることもあるかもしれないので、あなどれません!

こんな食材にこんな効果が!

・・・あるわけないだろ!あったら薬の開発は苦労しないわ!!

食材に病気を治したり、予防したりする効果はありません。あるんだったら、薬の開発は苦労しません。体内で作用をする成分は当然に含まれているとは思いますが、これが体調を劇的に変えるとか、思わないほうが身のためです。スーパーで売り切れの食材を探しまわるのは時間の無駄です。

こんな症状があったら、あなたも要注意!

・・・って、10万人に一人のレアな病名を紹介するのが常套手段だったりします。

健康番組のコラムを書いていたときに、健康番組をウォッチングしていて気づいたんですが、テレビ番組はレアな病名が大好きです。確かにレアな病気でも自分がそうである可能性はあるので、何とも言えないのですが、誰でも当てはまりそうな症状で危険をあおるのがうまいのが健康番組です。

結論:健康番組は、楽しむ!

バラエティ番組なんですから、あんまり肩ひじ張らずに楽しむのがいいですよね。でも、だからといって、安心していいということではなく、人それぞれに体調は違いますので、一概になんとも言えないっていうのが健康の難しいところですね。