いきなり老後の話で恐縮ですが、いま「ロコモティブシンドローム」という言葉が注目されています。
詳しくはネットで調べていただければと思いますが、加齢に伴って、歩くなどの動きが悪くなり、介護状態になってしまいやすくなることのことです。
現代の生活習慣病の一つだと思いますが、車移動ばかりであまり歩かなかったり、エレベーターやエスカレーターの普及で階段も登らなかったり、そういった生活習慣の積み重ねが移動できない状態を引き起こしているようです。
どの身体の機能が衰えやすいのか
コマーシャルでもやっている「膝関節」「股関節」や意外と盲点かもしれない「背骨の変形」などが、衰えると、動けなくなってしまいがちです。
それは「固まって動かせない」「痛い」以外にも「バランスを崩してしまってうまく歩けない」というのもあります。
老後の生活スタイルに必要な機能とは
基本的に、歩いて移動する機能は保持したいものです。買い物に行ったり、友人と交流を持つことは人生の中で大切なことです。
そして、日常生活では色々と生活で必要な機能があります。
- 椅子やベッドから立ち上がれる
- 自分で着替えることができる
- 自分でトイレに行ける
- キッチンで食事を準備できる
- お風呂に入れる
もし仮に、あなたが「ゆくゆくは介護されてもよい」「介護されたい」というのでない限りは、これらを想定して可能な限り身体の機能を維持しておきたいものです。
具体的にできる対策とは
- 筋肉の減少をなるべく減らす=筋トレと食事
- 可能域を維持する=ストレッチ
- 痛みが起こりにくくなるようにする=運動で血流アップと食事
- 膝や背骨、骨折のリスクを減らす=治療をしっかりする
これ以外にも、脳の病気で残念ながら寝たきりになってしまうことはありますが、それはなかなか現在の予防医療では完全に防ぎきれないのが現状でしょう。
まとめ
加齢に伴って、移動能力が低下するのは間違いなさそうですが、足腰を鍛えているとその低下を軽減できるようです。
スクワットというのは、ベッドから立ち上がることに非常に近いと言われていますので、やっぱり大事なんではないかな、と思う今日この頃です。