運動がなぜ、健康にいいのか?よーく理解していない人が多いですよね?
これがわかると、あなたがどんな運動をすればいいのかがわかります。
なぜなら、目的によってはやるべき運動が変わるからです。目的に合ってない運動をしていては短い人生がすぐに終わっちゃいます。
体脂肪を減らす
これは、一番よく言われるのですが、やっぱりダイエットしたい人が多いからでしょうね。
体脂肪を減らすには、活動代謝量を増やす=動いてエネルギーを消費すること、が大事なのは間違いありません。
かつては、ウィーキングのような低強度の運動がいいとか、もっと激しい運動のほうがいいとか、どっちがいいか問題っていうのがありました。
スポーツジムのトレーナーさんでも、何でもかんでも「体脂肪が減って健康にいいですよ」っていう脳筋の人がいますが、そういう人はスルーですね!
筋力の維持
これもわかりますよね。筋肉を鍛えるとか言われているやつなんですけど、単純に加齢とともに筋力は低下していきますから、衰える分を補充するイメージです。
基本的に、加齢で減りやすいのは、いわゆる「速筋」と言われるやつで、瞬発的に最大筋力が発揮されるやつです。
年を取ると瞬発力が落ちたり、最大筋力が落ちたりしますよね。でも、遅筋と言われる持久力に関する筋肉は、もう少し年を取ってから衰えるようです。
で、速筋が衰えてるサインは「筋肉痛が遅れてくる」こと。年をとっても、速筋が使えていると筋肉痛は直後に現れます(笑)。
速筋は、有酸素運動ではなく、無酸素運動で鍛える必要があります。
筋トレで「ラストー!そしてもう一回、はい、さらにもう一回」っていう追い込みしてくるじゃないですか?それが効いてきます。
そして、速筋は筋肉が太くなってくるのが特徴なので、それが感じられたら成功です。
筋力の増強
筋力の維持とほぼ同じですが、今ある筋力を増強させるということで、筋力が足りないときにトレーニングするやつ。
やることは速筋を鍛えたい場合は速筋を、遅筋を鍛えたい場合は遅筋を鍛える必要があることに注意です。
そして、遅筋を鍛える場合に意識したいのが「毛細血管」を発達させること。遅筋はあまり太くならず毛細血管が発達することで、遅筋の持久力が上がります。
でも、目に見えてわからないことが多いので、同じ有酸素運動をしても楽になったと感じることが大事です。
柔軟性の維持
筋肉と腱の柔軟性を確保するために、ストレッチなどをすることがありますが、これは何のためにしているか、わかりますか?
- 怪我の予防や疲労回復をしやすくする
- 運動するときに、スムーズに動けるようにする
「1」はいわゆる「身体が柔らかい」というもので、ゆっくりと関節の可動域を確保できればよく、「2」は運動するときにスムーズな関節の動きを目指すということです。
心肺機能の強化
全身持久力ともいわれますが、「最大酸素摂取量」を増やします。
このためには、やはり「有酸素運動」が効果的です。ジョギングとウォーキングの間くらいの「早歩」がよいとされています。「ハアハア」息があがるくらいが目安です。
【まとめ】健康のための運動といっても、いろいろある
これ以外にも、バランスを維持するとか、骨を強くするために運動が必要とか、いろいろと言われていますし、運動がメンタルによいという人もいます。
いずれにしても、単純に健康のために運動するというのでは、何をやったらいいのかわからなくなります。
わからないときは、とりあえず「心肺機能の強化」からスタートすると、他の運動もしやすくなって、いいかもですね!